2024年5月15日、第13回目のPGセミナーが開催されました。
西田あずさ運営コミュニティで月に1度、限定開催されているセミナー。PG=progressの略であり、自身の進化・成長につなげてほしい想いが込められている。
「初心者のWebライターが単価をあげるためには」というテーマで開催された今回のセミナー。西田あずさ(以降:あず先生)により、文字単価があがらない初心者ライターのお悩みを解決するヒントが共有されました。
本記事では、セミナー当日の様子をライターズプラス受講生のレイナがお届けいたします!
単価がアップしない原因は、お客様の求める仕事レベルに達していないから!?
「文字単価があがらない原因」についての解説からスタートした今回のセミナー。
あず先生は、単価があがらない原因を一言でいうと、記事の質や社会人スキルが求めるレベルに達していないと判断されているからとおっしゃいます。
具体的には、以下のような要素がピックアップされていました。
- 記事が読みにくい
- 記事の内容がわかりにくい
- お客様の指示と違う
- お客様の意図を汲み取れてない
- 執筆本数が足りてない
あわせて、それぞれの具体的要因に対する解決策についてのお話も。そのうえで、単価アップを狙う際にまずやるべき3つのポイントが共有されました。
- ゆとりのあるスケジューリング
- 「誤字脱字・てにをは」の徹底確認
- お客様の指示の厳守
これらは超基本的なことではあるものの、お客様から高評価を得るためには大前提としてクリアしておく必要があるとのこと。当たり前のことができない人材は案外多いから…とのお話でした。
なお、低評価につながるにもかかわらずつい見落としがちな誤字脱字等のミスを防ぐ方法として、あず先生がおすすめしていたのは「自動読み上げ機能」の活用です。音声で聞くことで間違いに気付きやすいとのことで、あず先生自身も多数の案件をこなしていた際にフル活用していたそうです。

他にも、音読を3回繰り返したりスペルチェック機能を活用したりして、誤字脱字や「てにをは」の間違いは徹底的になくしていきましょうとのアドバイスがありました。
スキルアップのために常に意識すべきこと3つ
続いて解説してくださったのは、スキルアップのために常に意識しておきたいことについてです。
- 読者ファースト
- お客様の意図を考える
- 常に勉強する
なかでも難しい要素である「②お客様の意図を考える」については深く解説してくださったあず先生。そもそもお客様が記事を世の中に出す目的はさまざまであり、それらの”奥のニーズ”をしっかりつかんだうえで仕事すべきといった内容を詳しく紹介いただきました。

また「③常に勉強する」にかんしては、Web業界は変化のスピードが早いため「一度覚えたら終わりではない」としたうえで、だからこそスキルアップし続ける意識が大切とのこと。あず先生自身も、今でも常に勉強しているそうです。

さらに後半では、当たり前のことができているだけでは単価交渉の材料にならないとのお話もありました。例えば単価交渉時に「納期を守っている」「報告・連絡ができている」といった当たり前の要素をアピールしても、お客様からすると単価アップする理由にはなりません。お客様に単価交渉するためには、「+α」の要素が必要だとのことです。

単価交渉のタイミングも重要で、お客様との信頼関係を築けているのが大前提。「契約から3カ月以上経過した」「10記事以上納品した」などをひとつの目安にするといいかもしれないといった話でした。
さいごに
単価アップにつなげるためには「お客様の目的を達成できる記事とは何か」を考えることが大切ということを学んだ今回のセミナー。
受講したメンバーからは、このような感想が届いていました↓
テーマのタイトルからは、現時点での自分には関係ない(まだ具体的にイメージできない)内容なのかなと思いましたが、どんな仕事にも共通する大切なこと(基本的なことや当たり前なことなど)についてのお話もあり、聴くことができてよかったです。ありがとうございました。
スペルチェック機能について、初めて知りました。
防げるミスはきちんと防がないといけないと改めて感じました!
自動読み上げ機能も使ってみます。
今まさに、単価の低い案件を今後も続けていこうか迷っていました。
単価アップの条件を確認してみようと思います!
「+α」でできることを増やせるように、勉強し続けていきたいです。
まずはできることから改善してスキルを磨き、どんどん単価アップを目指していきたいですね。
ライター/レイナ