2023年11月13日、Webライターのオンラインスクール「ライターズプラス」にて、第7回PGセミナーが開催されました。
西田あずさ運営のWebライター養成講座「ライターズプラス」で限定開催されているセミナー。PG=progressの略であり、自身の進化・成長につなげてほしい想いが込められている。
前回に続き「フリーランスのコミュニケーション術」というテーマで開催された今回のセミナー。西田あずさ(以降:あず先生)が登壇し、評価アップにつながる具体的なコミュニケーション術が共有されました。
本記事では、セミナー当日の様子をライターズプラス講師の内田がお届けいたします!
良い顧客対応は「相手への気遣い」から
今回のセミナーは「お客様の気持ちを考え、手間を減らす心がけが大事」と前回のおさらいからスタート。
あず先生は、仕事がしやすい人間関係を築くためには相手のことを考えたコミュニケーションが大切とおっしゃいます。
例えば「どうしたら良いですか?」と顧客に判断を丸投げするような質問はタブーなのだとか。相手が返答を考えなければならないだけでなく「自分で考えられない人」という印象を与えかねないそうです。
ビジネスにとってホウレンソウ(報告・連絡・相談)は必須ですが、それによって相手を考えさせたり、不安にさせたりしてしまっては本末転倒…。一人の社会人として、顧客に対する気遣いの本質を考えさせられる重要なお話でした。
お客様の手間を減らす具体的なコミュニケーション術とは
続いて、具体的なコミュニケーション術についてです。
コミュニケーションの具体策はさまざまですが、今回は誰でもすぐに実践できるコミュニケーション方法を3つレクチャーしていただきました。
- 質問はなるべく「報告ベース」に切り替える
- 聞きたいことは提案込みで選択式にする
- 相手からの問いかけをなくす工夫をする
それぞれについて例を交えて分かりやすく解説してくださり、受講生一同、何度も頷いている姿が見られました。
ここでセミナーで解説があった具体的な連絡対応の一例である「○○についてお打合せいただくことは可能でしょうか?」と日程調整の連絡がきた場合を紹介します。
まず、相手の問いかけに対して以下のように「はい!」と単純な回答だけでは内容が細分化された連絡のラリーが続きます。
では、打合せができることと日時候補を同時に返信した場合はどうでしょうか。
この場合なら顧客が都合の良い日時を選ぶだけでやり取りが完結するのです。
つまり良いコミュニケーションをするためには「お客様の行動や思考を先読みして提案すること」「お客様に手間や負担をかけないこと」を常に意識するのがポイントとのお話でした。
また、あず先生いわく、相手に合わせたコミュニケーションができるライターは仕事のクオリティも高いのだとか。というのも、ライティングは読者とのコミュニケーションであり、良い記事を書くためには読み手のことを考えた情報のピックアップや文章表現が必要だからだそうです。
加えて、顧客に好まれるコミュニケーション能力を身につける第一歩として、まず「?(クエスチョンマーク)」をなるべく使わない連絡を意識してみましょうと受講生を促す場面も。
日頃から“良い連絡対応”を意識的に行えば、顧客に評価されるコミュニケーションスキルが身に付いてくるとのことでした。
さいごに
顧客との連絡対応において、どうすれば相手の手間を減らせるか具体的なコミュニケーション術を学んだ今回のセミナー。
受講したメンバーからは、このような感想が届いていました!
本日のあず先生のセミナーの感想です。あず先生の「ライティングは読者とのコミュニケーション」という言葉で思い出しました!課題で書いている記事でもペルソナを決めていたのに、いつの間にか彼女のこと忘れてました😅これではペルソナにも刺さらないですね。大切なのは「相手のことを考える」だと思います。
「ライティングは読者とのコミュニケーション」を肝に銘じたいと思います!今、紙に書いてPCに貼りました😊
また、昨日は質問タイムで参加者全員が発言されたので、私もいろんな人の話が聞けてうれしかったです。あずさ先生がビジネスで大切にされている軸について聞くことができて、大変感銘を受けました。なかなか聞けない貴重なお話をありがとうございました!私も、自分軸を大切にして頑張りたいと思います😄
相手先とのチャットのやり取りに絵文字を使うかどうかや、相手によって立ち回り方を変えるなど、なるほどなーと思う内容を沢山聞けました✨自分が仕事を辞めてメール文を考える事から離れた今、相手側の負担を省いたやりとりという事を忘れてしまっていた自分にハッとしました。旦那とのLINEでリハビリしたいと思います!笑
クリエイティブなスキルはもちろん、顧客に「この人デキる!」と思われるようなコミュニケーションスキルも磨いていきたいですね。
ライター/内田